ジュリア・ブライアン=ウィルソン特別講義“アートワーカー”はどこにいる?――60年代アメリカの芸術、労働、ジェンダー

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時間: 2024年3月17日(日)14:00-17:00
会場: 東京藝大上野キャンパス
要事前申込
※配信はありませんが記録用に撮影します
逐次通訳あり(日英、樅山智子(Art Translators Collective))

主催: アートワーカーズ翻訳実行委員会(高橋沙也葉/長谷川新/松本理沙/武澤里映)、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科
助成: 公益財団法人小笠原敏晶記念財団、上廣倫理財団

講演: ジュリア・ブライアン=ウィルソン(『アートワーカーズ』著者 / コロンビア大学教授)
討議者: 池上裕子(戦後アメリカ美術 グローバル・モダニズム / 神戸大学大学院国際文化学研究科教授)、菅野優香(クィア/フェミニスト映画理論・批評 / 同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授)

プロフィール
ジュリア・ブライアン゠ウィルソン(芸術的労働、クィア/フェミニズム理論、工芸史コロンビア大学美術史・考古学部教授、『アートワーカーズーー制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践』著者)

現在、コロンビア大学美術史・考古学部教授、ジェンダー・セクシュアリティ研究科教員。芸術的労働の問題、フェミニズム・クィア理論、工芸史などを研究している。近刊に『ほつれ:芸術とテキスタイルの政治学(Fray : Art and Textile Politics)』(シカゴ大学出版局、2017年、未邦訳)や『ルイーズ・ネヴェルソンの彫刻:ドラァグ、色彩、合流、顔(Louise Nevelson’s Sculpture : Drag, Color, Join, Face)』(イェール大学出版局、2023年、未邦訳)など。2019年よりサンパウロ美術館の総合キュレーターを務め、これまでに1900年以前の女性が制作したテキスタイルや絵画を集めた「女性たちの歴史、フェミニズムの歴史(Women’s Histories, Feminist Histories)」展など複数の展覧会を担当している。

池上裕子(戦後アメリカ美術、グローバル・モダニズム、神戸大学大学院国際文化学研究科教授)

神戸大学大学院国際文化学研究科教授。イェール大学美術史学科でPh.D.取得。専門分野は第二次世界大戦後のアメリカ美術とグローバル・モダニズム。主著にThe Great Migrator: Robert Rauschenberg and the Global Rise of American Art(The MIT Press, 2010)、共著にInternational Pop(Walker Art Center,2015)、『レアリスム再考』(三元社、2023年)など。『越境と覇権:ロバート・ラウシェンバーグと戦後アメリカ美術の世界的台頭』(三元社、2015年)で第38回サントリー学芸賞受賞。日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ副代表。

菅野優香(クィア/フェミニスト映画理論・批評、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授)

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。クィア/フェミニスト映画理論・批評を専門とし、映像におけるジェンダーとセクシュアリティ、クィア・シネマやLGBTQ映画祭を通じたアクティビズムとコミュニティの生成に関心を寄せる。著書に『クィア・シネマ 世界と時間に別の仕方で存在するために』(フィルムアート社、2023年)、『クィア・シネマ・スタディーズ 』(編著、晃洋書房、2021年)、共著にRoutledge Handbook of Japanese Cinema (Routledge, 2021)、The Japanese Cinema Book (BFI/Bloomsbury, 2020)、『クィア・スタディーズをひらく』晃洋書房 (2020)など。